京急グループ理念

京急グループは、都市生活を支える事業を通して、新しい価値を創造し、社会の発展に貢献する
京急グループは、伝統のもとに、創意あふれる清新な気風をもって、総合力を発揮し、社業の躍進をめざす
京急グループは、グループの繁栄と全員の幸福との一致を追求する

サステナビリティ基本方針

京急グループは、グループ理念のもとで、「社会の持続的発展への貢献」と「京急グループの持続的発展」のよりよい循環を目指します。

テーマ

• 人・社会・地域にやさしく持続可能な都市生活を創造します。
• 多様な人財が活躍する企業を実現します。
• 全ステークホルダーと適切な共働を図り、コーポレートガバナンスの持続的な強化を図ります。

価値創造モデル

グループ理念である「都市生活を支える事業を通して、新しい価値を創造し、社会の発展に貢献する」の実現に向けて、当社グループが持つ「強味」を最大限に活かし、事業活動を通じて、沿線地域の経済的・社会的価値を創出するプロセスを「価値創造モデル」として図示しています。

京急グループとステークホルダーとの関係

京急サービスは京急グループの一員として、京急グループの理念「都市生活を支える事業を通して、新しい価値を創造し、社会の発展に貢献する」のもと、お客さま、地域社会等のステークホルダーの皆さまとの関係を大切にしながら、企業活動を行っております。

京急サービスの経営理念とサステナビリティ方針

京急サービスでは経営理念に基づき、サステナビリティ方針を策定しました。

1 京急サービスの経営理念

私たちは、お客さまの満足を最優先に考え、安全・安心・快適な生活環境をつくるとともに、新しい価値の創造に挑戦し、地域社会に貢献します。

2 京急サービスのサステナビリティ方針

私たちは、経営理念に基づき、京急沿線の皆さまの生活を支える事業を通じて、地域社会の持続的発展と企業価値の最大化に努めるとともに、京急グループサステナビリティ基本方針に基づき、京急グループの一員として貢献してまいります。

京急サービスのSDGsへの取り組み

京急サービスは地域の行政や企業、団体との連携事業を通じて、社会課題の解決やサステナビリティの実現に取り組んでいます。

SDGsパートナー登録による地域連携

神奈川県【かながわSDGsパートナー】に登録されました
かながわSDGsパートナーとは、SDGsの推進に資する事業を展開している企業・団体等を神奈川県が募集・登録・発信するとともに、神奈川県と企業・団体等が連携してSDGsの普及促進活動に取り組む制度です。

横浜市SDGs認証“Y-SDGs”（上位superior）に認証されました
横浜市SDGs認証“Y-SDGs”とは、SDGs達成に向けて取り組む事業者・団体を横浜市が認証し、さらなる取組の推進につなげる制度です。事業者が認証制度を活用しSDGsに取り組むことで、持続可能な経営・運営への転換、新たな顧客や取引先の拡大、さらには、投資家や金融機関がESG投資等の投融資判断への活用につなげることを目的としています。

川崎市「かわさきSDGsパートナー」に登録されました
かわさきSDGsパートナーとは、SDGsの達成に向けて取り組む企業・団体を川崎市が登録・認証する制度です。

Environment

環境

❶ 気候変動への対応

カーボンニュートラルの取り組み

京急グループは、脱炭素社会の実現に向けて、2050年度に温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す長期環境目標「京急グループ 2050年カーボンニュートラル」を掲げています。 京急サービスでも、2030年度に温室効果ガス排出量を2019年度比で30％削減することを目標に掲げ、環境対策に取り組んでいます。

❷ 環境への配慮と生態系保存

温室効果ガス排出量の削減に向けた京急サービスの取り組み

2019年より京急サービスは横浜・みなとみらい「京急グループ本社」に本社機能を移転しました。 本ビルは再生可能エネルギー由来の電力を導入しており、電気由来のCO₂排出量は実質ゼロとなっております。

プラスチック削減への京急サービスの取り組み

京急電鉄は神奈川県と、京急沿線地域のSDGsの達成に向けて「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を2019年1月に締結しています。翌月には「かながわSDGs×京急グループ　プラごみ削減運動」がスタートしました。

環境保全への取り組み

京急サービスは、海の環境保全の一環としてアマモの保全・再生活動に参加しています。京急沿線には側に海があるため、海は身近に感じられる自然環境です。 アマモは、小魚の棲み処になるだけでなく、海をきれいにし、光合成により酸素を生成するなど海の生物のみならず私たち人にとっても大切な植物です。アマモ再生の活動に携わることにより「海の豊かさを守る」ことに貢献しています。 京急サービスも京急グループの一員として「かながわプラごみゼロ宣言」に賛同し、海洋プラスチックごみの未然防止のためのビーチクリーンをはじめとする活動に参加しています。

Social

社会

❶ 働きやすい職場環境づくり

外国人技能実習生の受け入れ

京急サービスは、ベトナムからの外国人技能実習生を2021年、2023年にそれぞれ３名ずつ、合計６名を受け入れています。外国人技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術または知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としており、当社も国際貢献と本人の夢の実現に協力しています。 2021年に受け入れた１期生３名は、2023年６月にビルクリーニング技能検定試験３級に合格、2023年に受け入れた２期生３名は、2023年12月にビルクリーニング技能検定基礎級に合格しました。

• 
• 

ダイバーシティへの京急サービスの取り組み

京急サービスでは多様な人材がいきいきと仕事に取り組み、心身ともに健康で安全に働ける職場づくりを目指しています。性別や年齢、国籍に関係なく活躍できるほか、育児や介護など、従業員の事情にあわせた制度規則の充実を図っています。

ワークライフバランスへの京急サービスの取り組み

京急サービスはワークライフバランスの改善に取り組んでいます。2020年8月に京急電鉄、サムライインキュベート等と協働して京急アクセラレータープログラムの実証実験を行いました。これはロボットに巡回や案内、清掃業務等の機能を実装化させることで、従業員の労働環境・業務時間の改善に取り組む試みでもあります。今後とも最新技術や創意工夫で業務改善に努めます。

• 
• 

❷ 重点地域における事業機会の創出

京急サービスは地域の重要な施設・拠点の建物管理やサポートを行っています。

• ▶ 建物総合管理事業
• ▶ 事業登録・有資格一覧
• ▶ 観葉植物レンタル・植栽管理

• 
• 
• 
• 

PPP事業（パブリックプライベートパートナーシップ）

建物総合管理業務の知識や経験と京急グループの総合力を活用し、地域に密着した官民連携による公共施設の運営管理を行っています。

• 
• 
• 
• 
• 
• 

❸ 沿線地域との連携・活性化

地域活性化への京急サービスの取り組み

京急サービスは「お客さまの生活を応援する企業」として、地域の暮らしを豊かにする様々なサービスをご提供しています。

• ▶ 家事代行・お掃除・暮らしのあれこれ
• ▶ ホームセキュリティ
• ▶ 京急キッズランド保育園
• ▶ 葬祭、葬儀の京急メモリアル
• ▶ Kパーキング
• ▶ 京急ハナコ

• 
• 
• 
• 
• 
• 

❹ 交通事業の安全安心・利便性・付加価値の追求

皆さまが安全・安心、快適に公共交通機関をご利用いただけるよう、京急サービスでは警備や清掃、エレベーター・エスカレーターの整備や点検を行っています。

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 

❺ 沿線地域への福祉の充実

子育てと仕事の両立へ

日本では人口減少によって労働力不足が進むなか、女性労働力は日本経済を支える重要な要素となっています。それに伴い保育施設のニーズが増加し、働きながら子育てをする人々と、それを支える社会にとって、保育施設はなくてはならない存在です。

保育園運営を通じて質の高い教育を

〇 『家庭的な雰囲気の中で“こころ”“からだ”“えがお”を育てる』を保育理念とし、それらを育む質の高い保育を取り入れた次世代育成支援を行っています。

〇 食育活動を通して子どもの健康な身体と、食に対する健全な知識を育みます。

地域コミュニティの融合促進

〇 認可保育事業を通して保護者の働きやすい環境を整え、相対的な貧困の解消を目指します。

〇 保育事業を通して、地域の活性化を目指します。

〇 保育を通して自治体と連携し、人・社会・地域の繋がりを促進します。

• 
• 
• 
• 

スーパーサイエンスハイスクール（SSH）

文部科学省では、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、先進的な理数教育を実施する高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、学習指導要領によらないカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を実施しています。 京急グループでは、沿線地域の教育支援として、SSH指定校である神奈川県立横須賀高校の課題研究を支援しています。2021年度は当社が参画し、「京急サービスのESG経営における取り組みについて」のテーマで6グループ15名の生徒が参加し、課題研究を行い、下記ポスターを作成して2022年3月22日にポスターセッション（課題研究発表）を行いました。2022年度は2年生を対象としたPrincipiaⅡに参画し、2グループ4名の生徒が課題研究を行い、2023年3月17日にポスターセッション（課題研究発表）を行いました。

• 

❻ 沿線地域との共生

沿線イベントへの京急サービスの参加

京急サービスは地域のイベント、ボランティア等に参加しています。また、自社企画の清掃イベント開催も実施しています。

• 

Governance

企業統治

❶ 人財育成・社員教育

京急サービスの社員教育

お客様に選ばれるサービスを提供し、地域で一番信頼される会社の実現のため、京急サービスは人財育成・資格取得に力を入れています。 資格取得支援制度の充実だけでなく、2019年に研修センターを建設しました。階層・業種・目的に分けた「研修」、「ＯＪＴ」、「資格取得」促進の三位一体で、質の高い社員教育に努めています。 また、経験年数や職階に応じた自己研鑽を推進するキャリアマイルストーン制度を設定し、社員が積極的に資格取得や自己啓発に取り組み、生き甲斐と働き甲斐のある豊かな人生を送り、結果として会社にも貢献してもらえるような仕組みを作り、実行しています。

• 
• 
• 
• 
• 
• 

　　　　　　　　　　　　　　

❷ 健全で透明性の高い経営

ガバナンス、コンプライアンスへの京急サービスの取り組み

京急サービスでは、関係法令を順守するとともに京急グループの規定に準じてガバナンス体制の強化を図り、内部監査等も実施しています。京急グループには、京急グループ・コンプライアンス指針、京急グループ・役員および従業員行動基準があり、研修等を通じてその徹底を図っています。

京急グループコーポレートガバナンス体制図

• 

❸ リスクマネジメント

危機管理、災害対策への京急サービスの取り組み

京急サービスでは想定しうる危機、災害に備えて事業継続計画(BCP)を策定し、災害による被害を最小にするよう努めています。また、新型コロナウイルス感染症にあたっても対策本部を設置し、社内は勿論、関連企業との情報連携を密にし迅速な対応が出来る体制を整備して対処しました。

リスクマネジメント委員会の設置

2022年４月１日付で、京急サービス全体のリスクを一元的に管理することを目的にリスクマネジメント委員会を設置しました。

〇 リスクの未然防止・早期発見・適切な対応を可能とする体制の構築とその運用

〇 社外・社内に対する「説明責任」の遂行

〇 既発生事案・類似事案の再発防止

安全対策への京急サービスの取り組み

京急サービスでは労働安全衛生マネジメントシステムによる安全衛生管理に努めています。 安全・安心な労働環境づくりのため、トップが表明した安全衛生方針に基づく安全衛生推進計画を策定し、PDCAサイクルによる安全維持と改善、各種教育等の活動を行っています。また、協力会社との安全衛生研修や情報交換も積極的に行っています。

• 
• 
• 

❹ グループ全体の社会対応力向上

社会ニーズを見据えた取り組み

京急サービスは京急グループ全体の社会対応力を高めるため、事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。近年の社会情勢をふまえ、保育園の運営や暮らしに役立つための家事代行、ホームセキュリティ、留守宅管理などの事業を展開しています。 また、お客さまに選んでいただけるサービス提供を目指して、事業者登録、資格取得、人財育成にも積極的に取組み、品質向上を目指しています。

❺ サステナビリティへの取り組みに対する情報発信の強化

サステナビリティレポーティングへの取り組み

京急サービスは、地域社会および京急グループの持続的な発展に向けさまざまな取り組みを進めており、これらをステークホルダーの皆さまへ発信していくため、今後も積極的に情報発信してまいります。